■自律神経失調症でお悩みのあなたへ
最初は、なんか身体が調子悪いな、だるい、頭痛がするなど、さまざまな身体の不調が起こり始めます。しかし、症状が悪化していくと不安になり、病院に行くと、そこで初めて「自律神経失調症」と診断を受けられると思います。
☑「自律神経失調症」と診断をうけたが、原因は不明
☑ 薬を飲んでいるが、一向に症状が改善しない。
☑ どうしたら前のように戻れるか方法が分からない。
このようなお悩みは、症状が長く続いている方には、とても多いと思います。
自律神経失調症と診断されると、多くの場合、現在出ている症状を和らげるための薬を処方されます。しかし、飲み続けていても、なかなか症状が良くなっていかないという声が多いのが現状です。(自律神経を安定させる薬は、まだ開発されていません)
ということは、根本の原因が解消されていないからかも知れません。
■当院の考える、自律神経失調症の根本の原因とは?
・「全身(特に首肩まわり)の筋肉の異常緊張」
・「崩れた姿勢の学習」
・「内臓機能の低下」
当院では、これらが自律神経失調症の本当の原因だと考えています。
ここでは、この3つの原因がなぜ起こるか? をお伝えしていきます。
まずは、自律神経のしくみについて知っておくことが大切ですので、先にご紹介いたします。
自律神経とは?
自律神経とは、自分の意思とは関係なく、無意識で体の機能を調節してくれている神経のことでえす。
手や足を動かす、ということは意識すればできますが、呼吸、体温調節、心臓の働き、内臓の働き、栄養の吸収、老廃物の回収、などは動かそうと思ってもできませんよね?
この“意識してもできないこと”は、すべて自律神経がつかさどっています。
自律神経は、正反対のはたらきをする「交感神経」と「副交感神経」の2つからなり、この2つがバランスよくはたらくことで、健康な状態を保てています。
•交感神経(活動、闘争モード)
交感神経がはたらくのはおもに昼間。活動している時、緊張している時、ストレスを感じている時にはたらきます。仕事・家事・育児・運動・勉強などをしている時などです。
心拍数は上がり、筋肉は緊張し、血管は細く収縮します。元をたどると、人間が外敵から身も守るための反応で、何か生命を脅かす存在があった時に、すぐに戦ったり逃げたりするためです。
•副交感神経(休息、回復モード)
逆に副交感神経がはたらくのはおもに夜。眠っている時がはたらきがピークですが、そのほかにも、食事中、お風呂にはいっている時、ゆったりとリラックスしている時にはたらきます。
心拍数は落ち着いて、筋肉もゆるみ、血管もふわりと広がります。胃や腸などの消化器系の動きがさかんになって、栄養の吸収や老廃物の排出が促進されます。
つまり、新陳代謝、疲労の回復、ケガなどの修復をおこなって、元気な体に戻す作業をする時間です。
気分的にもゆったりのんびり。マッサージされてトロ~ンと気持ちよく眠たくなっている時などは、副交感神経が最高にはたらいている時間です。
この2つの神経が、日々交互に繰り返されて、私たちの身体は動いたり、回復したりしていきます。
■自律神経失調症とは?
しかし、ある理由により、この「交感神経」と「副交感神経」のバランスが崩れ、上手に切り替えができなくなります。それに付随して身体に現れるさまざまな症状を、自律神経失調症と総まとめにして呼んでいます。
「自律神経失調症」とは、実は病名ではなく、病気でもないんですね。
■自律神経失調症とはどんな症状が出るの?
肉体的な症状と、精神的な症状に分かれます。
・肉体的な症状は、
首や肩のこり、頭痛、めまい、耳鳴り、ふらつき、不眠、動悸、息切れ、息苦しさ、手足の冷え、食欲不振、微熱、便秘、下痢、口の中の不快感、のどの不快感、頻尿、生理不順、過呼吸
など
・精神的な症状は、
不安、イライラ、焦燥感、情緒不安定、気分の落ち込み、突然の強い不安感や恐怖感、パニック など
■ストレスを受けると、筋肉が緊張が緊張します。
ストレスを受けると筋肉が緊張することはご存知でしょうか?
脳には防衛本能という機能があります。
物理的ストレス : 暑さ・寒さ・高気圧・低気圧
環境的ストレス : 騒音・照明・ほこりなど
肉体的ストレス : 病気・ケガ・長距離通勤・長時間勤務
化学的ストレス : 空気汚染・食事や嗜好品(酒・タバコ)
生物的ストレス : 細菌・ウィルス・花粉など
運動関係のストレス : 運動不足・運動過剰など
仕事関係のストレス : 過食・小食・偏食・栄養不足など
▽内的ストレス
睡眠関係のストレス | :睡眠不足・睡眠過剰・夢など |
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生活関係のストレス | :不規則な生活・夜更かしなど |
その他 |
:妊娠による身体的変化・月経による苦痛など |
▽社会的ストレス
仕事関係のストレス | :転勤・昇進・左遷・転職・失業・退職・残業・夜勤・責任・セクハラなど |
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学校関係のストレス | :入学・転校・進学・退学・成績不振・いじめなど |
家庭関係のストレス | :結婚・離婚・転居・同居・別居・子供の独立・家庭内暴力など |
人間関係のストレス | :上司・同僚・部下・取引先・友人・先生・隣人・家庭・嫁姑など |
身体関係のストレス | :疲労・病気・ケガによる健康喪失・妊娠・出産など |
▽心理的ストレス
喪失体験 | 離婚・家族との別居や死別・友人との死別など |
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その他 | 家族や友人の病気・将来に対する不安・恐怖・怒り・失恋・失敗・挫折など |
■強い何ストレスを受け続けると体の状態はどうなる?
・全身の筋肉(特に首肩まわり)が過緊張する
・頭が前に出て、猫背になる
・肩が上がる
・肩が内側に入り、胸が閉じる
・首や肩がこる
・頭痛
・背中のハリや腰痛
・胸が締め付けられることで呼吸が浅くなる
・神経や骨格が圧迫される
・内臓は圧迫され機能が低下し、胃腸に障害が出る
・血流が悪くなり、全身に必要な酸素や栄養素が行き届かなくなる など
しかし、このような状態になっていても、本人は気付けていないことがほとんどです。
これらは、ストレス、不安、恐怖、不快などに反応して、脳の防衛反応がはたらき、交感神経が活発になるためです。普通では、何かしらのストレスが過ぎ去ると、脳が安心して副交感神経がはたらくことで、筋肉はゆるんでいきます。
しかし、強いストレス状態が常に続くと、交感神経が優位になり続け、筋肉の異常緊張が解けず、力がずっと抜けない状態になってしまいます。
このように、私たちの脳はストレスを受けると身体が攻撃されていると判断して、全身の筋肉を固めて身体を丸めて守る防衛反応が働きます。
筋肉の過度な緊張は、姿勢を大きく崩し、神経や血管(特に首まわり)、骨格、内臓を過度に圧迫してしまいます。
結果的に、交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、さまざまな自律神経症状を引き起こしてしまうのです。
ストレスを抱え過ぎると、胃潰瘍になるということはよく耳にしますね。
これはもちろん本当のことであり、ストレスは内臓機能を悪化させてしまいます。内臓は、副交感神経のはたらきと深い関連があるのです。
■当院の考える、自律神経失調症の解決法は?
当院では、
・「全身(特に首まわり)の異常緊張」を解消する
・「崩れた姿勢」を正常な状態へ戻し、血管や神経の圧迫を解放
・「内臓の機能」を回復させる
この3つにアプローチすることにより、圧迫された血管や神経、骨格や内臓の働きを正常に戻し、その結果として自律神経失調症の根本解決をしていきます。
※効果には個人差がございます。